パワーボード/他外壁材の問題点  powerboard

モルタルの問題点

  1. クラックが生じる恐れがある

    初期におけるモルタル自体の乾燥収縮が避けられません。
    大壁のため構造体の変形や挙動による構造クラックが起こりやすい工法です。
  2. 工期が長い工法

    現場で水を加える湿式工法ですので乾燥のための養成期間が必要です。
    (下塗りむら直し各々の工程毎に2週間以上できるだけ長期間の放置が必要です)
  3. 結露が発生しやすい

    防水紙アスファルトフェルトを用いた工法ですから室内の水蒸気の逃げ場がなく理論的に結露しやすい構法です。
  4. 耐震性への疑問

    ワイヤラスをタッカー釘(大型ホッチキス)で取り付けモルタルを固定する工法です。
    地震で構造体が動いた場合壁自体には変形性能がないために脱落する恐れがあります。
    阪神淡路大震災でも多くの被害例を見ました。
  5. 施工技能に左右される

    現場で材料のセメント水などを容積比調合し混練してモルタルを作ります。
    モルタルの材料品質の確保には十分な注意が必要です。
    小さな左官こてを用いて平滑な面を構成していきます。職人さんの技能(上手い下手)で仕上がりが左右されます。

サイディングの問題点

  1. 反りたわみが生じやすい?

    厚さの薄いボード(厚さ12mmが主体)なので下地の影響を受けやすい工法です。
    吸水性のある材料で表面だけ防水処理されているため表裏面の含水率の差等により反りが発生すると言われています。
  2. シーリング材が切れやすい?

    サイディング材は比較的乾燥収縮率が大きく板長も長いので温度変化によって伸び縮みがあり目地シーリング材も絶えず収縮を繰り返しています。
    塗装済サイディング材では目地シーリング材が露出したままになり紫外線や雨水による劣化を受け易く耐久性では不利な工法です。

  3. 漏水し易い?

    (財)住宅保証機構発表の保証内容は外壁からの漏水事故が約50%と最高でそのほとんどが サイディング材です。
    サイディング材は通気工法主体で防水紙に透湿防水シートを用いた2次防水工法ですが防水紙の長期耐久性は疑問でまたメンテナンスは不可能です。

  4. メンテナンスが困難な仕上げ

    塗装済サイディング材が主体で新しいうちは綺麗ですが通常品は5~7年で色があせて(変褐色) しまいます。
    高耐久性塗装品も少品種ありますが高価です。
    タイルやレンガ調での複雑な色使いは一見豪華に見えますが再塗装で同様な意匠を再現することは不可能です。
    製品寿命が比較的短い種類もあります。
    すでに非常に多くの種類があり新デザインを発表するたびに種類が増えていますが売れ行きの悪い製品は廃番なってしまいます。
    修理増改築など同じデザインのサイディング材を探すことは困難でまた旧外壁と色合わせを行うことも不可能です。
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