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【屋根葺き替え工事・耐震改修】熊本市|雨漏りの不安をきっかけに、住まいの安心を見直した耐震改修

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  • 4 日前
  • 読了時間: 4分

更新日:3 日前

熊本市 屋根葺き替え工事 施工後 外観
施工後の外観(熊本市)

雨漏りのご相談をきっかけに、屋根の状態確認から始まり、住まい全体の安全性を見直すことになった屋根葺き替え工事と耐震改修の事例です。屋根の劣化状況や建物の構造を総合的に確認した結果、耐震性能の向上も含めた改修をご提案しました。

物件概要

  • 所在地:熊本市

  • 建物種別:木造 2階建て(戸建て住宅)

  • 建築年:昭和55年(旧耐震基準)

  • 延床面積:約35坪

  • 工事内容:屋根葺き替え工事(軽量化工事)/耐震改修工事

熊本市 屋根葺き替え工事 施工前 外観
施工前の外観(熊本市)

ご相談の背景/耐震診断で分かった建物の状態

元々は「雨漏りが気になる」とのご相談をいただき、屋根の状態を確認するため現地調査を行ったことが今回の工事のきっかけでした。 建物は海に近い立地にあり、西からの強い風や潮風の影響を受けやすい環境で、屋根材には経年劣化に加えて傷みが進行している状態が確認されました。防水性能の低下も見られ、部分的な補修ではなく、屋根全体の葺き替えも視野に入れた検討が必要と判断しました。


現地調査時における屋根瓦の状況 熊本市
現地調査時における屋根瓦の状況

また、建築年が昭和55年の旧耐震基準の建物であったことから、あわせて耐震診断(一般診断)を実施し、その結果、上部構造評点は0.27と地震に対する安全性に不安がある状態であることが分かりました。 上部構造評点とは、建物の耐震性能を示す指標で、1.0以上で最低限の耐震強度があると考えられ、1.0未満の場合は耐震補強が推奨されます。 そのため、屋根の傷みへの対応だけでなく、建物全体の安全性を見直す必要がある状況でした。


▸耐震診断の必要性について詳しくは以下のトピックスで解説しています。

工事内容について

今回の工事では、屋根葺き替え工事と耐震改修工事を組み合わせた改修を行いました。

雨漏り対策として屋根の葺き替えが必要な状況でしたが、同時に「屋根を軽量化すること」が耐震性能の向上にもつながる点に着目し、耐震改修を含めた計画としてご提案しました。

既存の屋根は建物に大きな重量がかかる瓦葺きであり、これをスレートへ葺き替えることで建物の重量を軽減することが出来ます。

この屋根の軽量化は、耐震改修における手法のひとつであり、雨漏り対策と耐震性向上を同時に行える、効率的な改修となりました。


熊本市 屋根軽量化(葺き替え)工事(左:施工前、右:施工後)
屋根軽量化(葺き替え)工事(左:施工前、右:施工後)

また、屋根の軽量化と併せて、1階部分を中心に壁の耐震補強工事を実施しました。 筋交いの新設・補強、柱頭・柱脚金物の設置、構造用合板の設置などを行い、耐力壁の追加と耐力壁のバランスを見直しました。

この耐震改修工事については、熊本市の戸建て木造住宅耐震改修事業の補助金を活用し、費用面の負担を抑えながら、効率的かつ安全な改修を実施しました。

また、雨漏り跡が気になっていた和室については、耐震改修工事とは別途、天井の張り替えを行い、室内環境の改善も図りました。


熊本市 耐震改修工事の様子(左:筋交い新設・金物施工、右:構造用合板施工)
耐震改修工事の様子(左:筋交い新設・金物施工、右:構造用合板施工)

施工後の変化

施工後は、屋根の葺き替えによって雨漏りの不安が解消され、建物全体の安心感が大きく向上しました。

屋根の軽量化と耐震補強工事を組み合わせたことで、耐震診断時に 上部構造評点0.27 だった建物は、耐震性の目安となる 1.0 まで性能を向上させることができました。

これにより、震度6強程度の地震でも「一応倒壊しない」住まいとなりました。(※上部構造評点の「1.0」という評点は最低基準の耐震強度となります。 「一応倒壊しない」という結果ですが、地震の規模やその時の地盤の状態によっては異なります。)

また、雨漏り跡が気になっていた和室の天井を張り替えたことで、室内の印象も明るくなり、日常生活の快適さも向上しました。

見えない構造部分の安全性と、暮らしの中で実感できる快適性の両面を改善できた点が、今回の改修工事の大きな成果です。


熊本市 屋根葺き替え工事 施工後 外観
施工後の外観(熊本市)

コメント

今回の工事は、雨漏りのご相談をきっかけに、屋根の状態や建物全体の安全性を見直すところからスタートしました。

屋根の葺き替えは「雨漏り対策」として必要な工事でしたが、屋根を軽量化することで耐震性能の向上にもつながる点に着目し、耐震改修を組み合わせたご提案を行いました。

耐震補強工事については、市の補助制度を活用しながら、建物の状態や将来の暮らしを見据えた無理のない計画を心がけています。

見えなくなる部分こそ丁寧に、そして安心して長く住み続けていただける住まいになるよう、ひとつひとつの工程を大切に施工しました。

「気になるところを直す」だけでなく、「これからも安心して暮らせる家にする」ための改修をご提案できたことを、私たちも嬉しく思っています。

こんな方に参考にしていただきたい施工事例です

  • 雨漏りや屋根の劣化が気になっている方

  • 昭和56年以前に建てられた、旧耐震基準の木造住宅にお住まいの方

  • 屋根の葺き替えとあわせて、耐震性についても見直したいとお考えの方

  • 耐震改修を検討していて補助金制度の活用について詳しく知りたい方

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